Kokudoriing

技術系与太話ブログ

六人の超音波科学者

読了。

六人の超音波科学者 (講談社文庫)

六人の超音波科学者 (講談社文庫)

森先生は科学者として理想の空間が既に存在し、結局外乱(主に経済的要因)で台無しになってしまう。
だから我々の場所を守ろう!という行動が社会的に見て犯罪となってしまった的なエピソードをよく作られますね。
今回もそんなお話。

すべてがFになる」で犀川助教授が感じた苛立ちと、
六人の超音波科学者」で紅子さんが感じた苛立ちは、
同種のものを別の主観から眺めているようで面白かったです。

すベてがFになる (講談社文庫)

すベてがFになる (講談社文庫)